当農園の茶葉は有機認定されており、 農薬・除草剤・化学肥料は一切使わずに 有機肥料にて茶樹栽培をしています。
良質な土壌作りから始まるEM自然農法により、安全で安心な美味しいお茶づくりを心掛けています。
体に優しい、お茶本来の自然の風味をお届けしたい。そんな気持ちから無農薬のお茶づくりを続けています。
竹西農園の茶畑は、奈良市の東部に位置しており、標高は400~500mの山間部にあります。茶樹は山の斜面を利用して栽培しており、上質なお茶づくりの条件である太陽光や霧、朝夕の温度差が揃っている場所になっています。
当農園は江戸時代から5代続いている農家です。
1995年までは慣行農法で茶樹の栽培を使用していました。
ですが、農薬を使っての栽培は自分自身の体への負担も大きかったのです。
茶畑というのは広大な広さがあり、そこに農薬をまくので、マスクなどをしていても体の皮膚からも体内に入ってしまいます。ですから、農薬散布後はカラダがどんよりして重たくなり、体に大きな負担がかかっていました。
EM自然農法との出会い
そんな時に、EM自然農法という物があるという事を知り、偶然にもその農法をしている農家を見学することになりました。
そして、これなら無農薬でお茶の栽培も出来るんじゃないか!
という想いが強くなったのです。
それから、自分でもいろいろ調べるようになり、たまたま見つけた本に和歌山でEM農法の勉強会をやっているという事を知り、 夫婦そろって和歌山まで何度も何度も足を運び学んだのです。
ですが、その勉強会でもお茶農家でやっているところは一軒もなかったために、いろいろな方に助言を頂きながら手探りでの肥料作りが続きました。
そして、何度も試行錯誤を繰り返しながら、ようやくオリジナルのEM肥料が出来上がり、無農薬の茶栽培が始まったのです。
この肥料に変えてからは、今まで以上にミミズが増え、柔らかい良い茶樹が育つ土壌が出来上がってきました。
ですが、除草剤なども一切使わないので雑草が想像以上に増えて、今では雑草との闘いの日々となっています。
その甲斐あってから、今では安心・安全のおいしいお茶を作ることができるようになり、沢山の方に喜んで頂けています。
当時は今のように無農薬というようなものに興味を持つ方も少なかったのですが、今では沢山の方が安心出来るお茶という事で興味を持っていただけています。
奈良県の茶農家も年々数が減っていき、なんとか奈良の大和茶を沢山の方に知ってもらいたいと考えています。そのためにも食の安全を気にされる方にも安心して飲んで頂けるように、これからも無農薬・有機栽培のおいしいお茶を作り続けて行きます。
そして、この大和茶を日本中、さらに世界にも広めていきたいと思っています。